こんにちは
てぃ~ちゃ~Mです
今回は#36 【中学校社会科 公民】 環境保全 を紹介します
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もくじ
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①四大公害訴訟
水俣病~熊本県、有機水銀/新潟水俣病~新潟
四日市ぜんそく~三重県、大気汚染
イタイイタイ病~富山県、カドミウム
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 四大公害裁判.png](http://teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2019/12/四大公害裁判.png)
②国や住民の取り組み
住民運動、公害対策基本法、環境庁(環境省)
1993年~環境基本法
公害のグローバル化・・・オゾン層の破壊、海洋汚染、温暖化、砂漠化・・・
③できること
個人:3R(ごみを出さない。再利用。分別、再資源化)
企業:省資源。省エネルギー製品など
法律:循環型社会形成推進基本法(2000年)など
(廃棄物やリサイクルに関して)
➡持続可能な社会の実現
勉強復習、予習、テスト勉強などの参考にどうぞ(^_^)
▼公民記事▼
本記事の内容:環境対策の歴史とこれからがわかる
生活の中では環境は大切だということは知っているし、当たり前のことだと考えているでしょう
例えば、沖縄の基地移設も海の環境がということが言われます
地球の温暖化というよく聞く言葉もご存知でしょう
ではなぜここまで環境の事を世の中は取り上げるのか?
それは日本の過去の悲しい出来事が一つの原因にあります
われわれが環境立国の一員として世界と向き合っていくことはこれからの世代は特に大切なことです
テストでも環境関係は歴史や地理とも絡めた問題を出しやすいので注意しておきましょう
本日の項目
- 四大公害訴訟
- 国や住民の取り組み
- できること
1950年代から70年代にかけて日本は大きく変わりました
現在、朝鮮半島は北と南に分かれていますが、この戦争によって北と南に分かれました
北は共産主義
南は資本主義
この戦争はアメリカとソ連の代理戦争のようになり朝鮮国内で南北に分断されました
38度線のパンムンジョム(板門店)です
2018年に休戦協定が結ばれましたが、南北分断のきっかけとなった戦争でうるおったのが日本経済
朝鮮戦争の後急激に経済が成長しますこれを高度経済成長といいます
この時期、まだ環境と言う言葉は世の中には浸透していませんでした
ですが、事が起こってから人々は初めて気づくのです
四大公害訴訟
四大公害裁判ですね
熊本県の水俣市というところである奇病が流行っていきます
ネコがふらふらしてまっすぐ歩けていない
ちょっと進むと転んでしまうと、、、
はじめはおかしな猫がいたもんだとそれだけだったのが
次第に、住民の間でも手足の感覚が鈍くなったり、コップを持つ手が震え続け止められないほど運動能力に影響が出たり、聴力、平衡感覚にも影響が出て歩くことが難しくなるなどもあった
重傷者は死に至る場合もあるが、軽めであっても生活や仕事が困難になっている場合も少なくない
こういった症状がみられる原因は何か?
それが工場からの排水であった
工場から流されるきたない水が魚が暮らす海に流され、海の魚を食べて体内に入って体を毒したのだ
原因物質自体は体外へ排出されるが、脳や神経が傷ついたことで障害が残ってしまう
だから、工場側もなかなか非を認めなかった
こういった事で裁判になったのが水俣病だ
それ以外にも
富山県の神通川でおこったイタイイタイ病。
これはカドミウムという物質が原因で骨がもろくなり
歩くだけでも骨折し「イタイ、イタイ」ということから症状名がついた
これも工場排水だ
排水だけでなく排煙、けむりも問題になった
それが四日市ぜんそく
三重県の四日市市で起こった公害だ
新潟でも熊本と同じような症状が見られた
これも有機水銀が原因だった
![](http://teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2019/12/四大公害裁判.png)
ここまでは歴史ですね
この公害とは様々あります
公害
大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、震動、地盤沈下、悪臭、、
これらを公害といいます
国や住民の取り組み
工場を運営している会社へクレームをつけても何にもならなかった
公害に対して一人の力では大きな企業に太刀打ちできない
地域住民や地方、国の取り組みが必要
住民運動、公害対策基本法、環境庁の設置(現在は環境省)をするなど
様々な分野で同じ方向を向いて取り組む必要がある
法律の整備や行政機関の率先力が必要になってくる
そして実際の行動が必要
これらの裁判は患者側が勝ったが、長い年月と取り戻せない健康状態というものは残っている
だからこそこんなことが2度とあってはならない
公害だけでなく環境と全部を考えないといけない
1993年に公害対策基本法から環境基本法へ
環境省の意義
持論です
経済の発展と環境の悪化は決して比例しない、経済の発展することでよりよい社会の形成に繋がるのが本当に人にとって良いものである
企業は消費者によりよいものを提供することが使命だ
行政はそれを支え、監視し、より良い企業努力を促し、住民にとっての安心を提供できるようととのえなければならない
そして、地球規模で考えていかなければならない、、、
公害のグローバル化
オゾン層の破壊
海洋汚染
温暖化
砂漠化、、、
様々な環境問題は国内だけの問題ではなく、同じ星に生きている以上世界各国共通の問題だ
じゃあ何をすればいいのだろうか?
わたしたちにできること
個人
ごみを出さない。再利用。分別、再資源化=3R(リユース、リデュース、リサイクル)
![](http://teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2019/12/3R.png)
企業
省資源。省エネルギー製品。循環利用の促進
法律
循環型社会形成推進基本法(2000年)(廃棄物やリサイクルに関して)などなど
個人でできることも組織でできることもやれることはいろいろある
だからこそみんなで同じ方向を向いて
持続可能な社会の実現
を目指していくべきなのだ
▼問題▼
頻出問題①
四大公害訴訟のイタイイタイ病は何県で起こったか答えなさい
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/12/18/post-1323/
頻出問題②
お金儲けが先にくる組織の経済活動によって、環境が破壊されることにより生じる社会的災害全般をなんというか漢字2字で答えなさい
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/12/18/post-1326/
頻出問題③
環境保全を考える、環境配慮に関するキーワードで、以下に正しくないものがある。正しくないものを1つ選んで記号で答えなさい
ア:リクエスト
イ:リユース
ウ:リサイクル
エ:リデュース
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