【中学3年生】「お子さんの学力が上がらない」を改善する方法【親子の向き合い方】

学校&勉強ブログ

こんにちは

てぃーちゃーMです

本日は

中学3年生のお子さんの学力が上がらない原因・改善方法を紹介します

結論から言いますが

成績はあなたと、お子さんの意識が変われば絶対に伸びます

私も10年間担任を続け進路指導ももちろんしています

若輩者ですが元教師、元担任としてアドバイスします

「このままじゃ子供の進路が不安・・・」

「いつも子供のテストを見るとがっかりしてしまう・・・」

「子供に話をするとキレられる・・・」

中学校3年生の人間と付き合うのは難しいですよね?

迎合することなく

従わせることなく

馴れあいでもなく

上手く「親子」として付き合うには

親も子も向き合い方を考えないといけません

向き合い方が変われば点数も伸び

点数が伸びれば成績も伸びます

もくじ

親子の向き合い方

  • 意外に出来ていない「聴く」
  • 期待が優先してしまっている
  • 子供まかせ

意外に出来ていない「聴く」

聞くと聴くの違いをご存じでしょうか?

7つの習慣」という本があります

スティーブン・R・コヴィーという

アメリカのハーバード大学でMBAを取得し

教授であり学長も務めた経営コンサルタントの書いた世界的なベストセラーです

全世界で3,000万部、日本でも200万部売り上げてる有名な本です

簡単に違いを説明すると

聞くとは音楽が聞こえているのと同じで

意識して聞くのではなく、風の音や鳥の鳴き声と同じ感覚で人の話を聞いている状態です

例えば、「へーそうなんだ」「うんうん」の後にすぐ

「でもわたしは・・・・」や「じゃあこうしようか・・・」など

打消しや提案などで話題を変えてしまう発言や姿勢は「聞く」です

ちゃんと相手の話を聞いているようで

実際は自分の話に持っていこうとしています

では「聴く」とはどういう事でしょう?

聴くとは「傾聴する」ということ

意識して聞くことではあるのですが

「しっかり聞こう」とか「聞き間違いをしないように気を付けよう」といった

次元の低い話ではありません

「聴く」というのは

相手の「感情に寄り添う」という事です

言葉を変えると

「相手の感情を聴く」という事です

決して感情を読むのではありません

中学生3年生にもなれば基本的に善悪の判断やメリットデメリットはある程度理解しています

私たちが子供と思っている彼らは「判断のできる人間」なのです

ですが同時に自分の判断に不安も感じています

なぜならまだ見えない未来の判断ですから誰しも怖いのです

経験を積めば積むほど、どうなるかの予測は尽きます

でも経験が浅い子供は不安でいっぱいです

判断ができるけれども不安がいっぱいという事は

「こうしろ、あーしろ」と指示を与えてしまうと

不安が勝ってしまい、言われたことをやろうとします

でも結局良いことはありません

責任転嫁や指示待ちになってしまって

「判断を結局誰かにゆだねてしまう」という判断をします

期待が優先してしまっている

あなたはお子さんをまだまだ子供と思っています

だからこそ

「こうなってほしい」という思いも、より強く持っています

この気持ちにはあなた自身では気付きにくいものです

私も経験があります

部活動の顧問をしていて

生徒たちに自分の思うように動けば上手くなるからと

自分が思うように、動く練習をさせていました

簡単に言うと

「私の練習を押し付けていた」のです

もちろん専門性のあるスポーツだったので、練習メニューなんかは生徒たちだけでは組み立てるのは難しいのですが

私が押し付けて、私の思うように動かすのは、生徒のための練習ではありません

ただの自分のエゴです

同じです

教師が押し付けた勉強方法や勉強量

あなたが良いと思う勉強方法や勉強量は

あくまで「教師やあなたが思う適切」なだけです

お子さんにとって適切なのでしょうか?

その答えはお子さんが知っています

私たちは、相手にこうあってほしいという理想像を期待しています

その期待が優先してしまっている場合が大人にはとても多いです

子供まかせ

反対のパターンもあります

「わたしは勉強がキライだったから」

「勝手にやるだろう」

そういった子供任せは先ほどの「子供による判断」とは違います

なぜならそこに「お互いの理解」が無いからです

「お互いの理解」は必ず大人が導いてあげないといけません

「お互いの理解」とは何か?

  • 子供の気持ちを知る
  • 親の気持ちを知ってもらう
  • お互い良いと思える案を導く

という事です

子供の気持ちを知る

先ほども書きましたが

お子さんの考えや夢、目標を聴いてあげてください

このときの注意ワードですが

「でも、私は・・・」

「もし、こうなったらどうするの・・・

「いや、でもな・・・・」

といった打消しフレーズはダメです

これは例えばなので打消しのフレーズと考えてください

もう一度言います

打消しのフレーズはNGです

親の気持ちを知ってもらう

お子さんの気持ちを聴いてあげたら

「そうなんだ・・・」

「そういうことか・・・」と

相槌のような共感のフレーズが出てくればあなたは聴けています

その後に何か言いたいですよね?

それがNGなのです

その後の言葉はすべてアドバイスにしかなりません

お子さんはアドバイスを求めているときは自ら言います

「パパはどう思う?」「ママはどう思う?」

「お母さんはどう思う?」「お父さんはどう思う?」

「先生はどう思いますか?」(教師もこうありたいですが難しいです)

アドバイスを求めているのではなく

ただ「聴いてほしい」「知ってほしい(共感してほしい)」と思っているのです

それは大人の世界でも一緒です

例えば、人間関係が難しく会社に行くのが気持ち的に厳しいと自分が悩んでいるとすると

「じゃあ辞めたらいいやん」とか「じゃあ休んだらいいやん」とかはアドバイスです

それは自分でもわかっているはず

でもできないし、しにくいし、やめたくないし、と色々な感情が渦巻いているのです

気持ちが整理できていないのです

そんなとき、気持ちを理解して隣にいてくれる人が欲しいものです

何も言わずただ「それは大変だね」「そっか、つらいよな・・・」だけでいいのです

必要なのは本人の気持ちの整理です

本人が気持ちの整理をできれば

必要ならばおのずとお子さんの方から聞いてきてくれます

「どうしたらいいと思う?」と

その時に初めてあなたのアドバイスが聴いてもらえるのです(お子さんに聴いてもらえる)

私はキリスト教でもありませんが

キリストはいいこと言ってます

「汝の欲するものを与えよ」

「あなたが欲しいものをあげなさい」ということ

「私の話を聴いてほしい」のなら、まず「相手の話を聴いてあげる」という事です

お互い良いと思える案を導く

ここまで来れたら自然にお子さん本人が導きます

ですが、子供はまだまだ経験が浅いので大人のアドバイスを与えてあげましょう

でも、押し付けではありません

事実を客観的に伝えてあげましょう

比較検討が難しそうなら手伝ってあげましょう

必要な情報があるなら教師の力も借りましょう

教師は与えるだけの存在になりがちですが違います

教師は協力してもらう存在です

困ったときは助けてもらいましょう

もちろんレスポンス(返信や応答)が早い人もいれば、ゆっくり慎重な人もいるので教師からの返事は焦らずに待ちましょう

教師は基本的に期日は守ります

具体的例と信頼残高

ここまで理解出来たら

あなたの気持ちは作れていると思います

実際どうやったらいいか?ですが

話をしたいのならば

テレビやケータイ、その他の雑音をまずは無くす空間を準備しましょう

BGMやリラックスできるアロマやお茶なんかはgoodです

なんの話をするかですが

何となくでいいです

「最近どう?」や「頑張ってるね」とか「ちょっと話聞きたくてでもいいです」

あなた自身の(子供さんの将来とかではなく)これからの将来や目標、夢を話してもいいです

それは聞いてもらうだけでもいいです

でも決して、「無理やり聞け」ではダメです

お子さんにそういった気持ちの準備ができていないという事は

普段からのあなたの「聴く」という姿勢や意識が足りてないと思ってください

それを「7つの習慣」では「信頼残高」といいます

お子さんが貯めてくれている、あなたへの信頼の預金残高みたいなものです

信頼は貯めることが可能です

でも、失う事もあります

お子さんの、あなたへの信頼残高が高いと話を聞いてくれることは多くなります

また、

あなた自身の将来を描き伝えることは

お子さんにとっても「あなたの新しい発見」になります

人は心を開いてくれている人には心は開くものです

ワンピースのチョッパーもそうでしたよね(感動の桜・・・)

でも、その日が無理なら強制はせずに別の機会を待ちましょう

あなたが進んで環境づくり、空間づくりを進めていると自然にチャンスは増えます

空間的にも安心安全、お子さんの気持ち的にも安心安全が作られると話がしやすいです

親と子であっても心をさらけ出すのは日本の文化で生きてきたならば少し恥ずかしいです

ですがそこは西洋のオープンな文化を見習いましょう(西洋の文化では大人も子供もハグします。ハグしましょうと言ってるわけではありません)

大切なのは

お子さんが、話をしても気持ちを伝えても

あなたなら「聴いてもらえる」という安心感です

心の環境づくりですね

そうして、相手の話を傾聴し理解すればお子さんが自分で問題解決、アドバイスを求めるなどはします

どういった夢や目標を持っているかが確認出来たらあなたも何ができるかは理解しておきましょう

もう一度言いますがアドバイスは求められた時です

ですが、お子さんが間違った情報を持っていたときは言ってあげれば助けになりますので

まとめ

今回は

成績はあなたと、お子さんの意識が変われば絶対に伸びます

ということで書きました

実際、成績や点数以上に大切なものはたくさんあります

ですが、お子さんの目標達成や自己実現を応援するならば

成績アップも点数アップもしていくべきです

そのアップのためにはまず安心と安全が必要です

心が不安定な状態で勉強に集中しようは難しいです

  • 目的地(夢や目標)を認識、確認し
  • そこに到達するためのルート(道筋)を確認し
  • どういったツール(道具)やサポート、協力してくれる人がいるのかを理解し
  • 日々取り組んでいく

回り道に見えますが

コツコツ続ける面倒な回り道こそが、一番の成果を手に入れる一番の近道ということはありますよね

これができれば成績は必ず上がります

最後までご覧いただきありがとうございます

私も少しでも学生の勉強の足しになればと

授業の記事・動画をまとめていますので参考にしてください

▶【てぃーちゃーMの社会科】授業ブログ「やさしい社会科授業」

http://teacherceo-masajirusi.com/

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