空間認識力とは?鍛える方法8選【高校入試にも出題される問題です】

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高校入試のテスト解説動画を作成していると、こんな問題がありました

「地図中の●(ある地点)から矢印方向に見た写真はどれか選べ」

というような問題です

(例)

この問題を解くのに必要な能力が「空間認識力」や「空間認知能力」と言われる力です

高校入試でも出題されるのですから、ある程度「空間認識力」はあった方がよさそうですよね?

今回は、空間認識力の意味や空間認識力を鍛えるいくつかの方法を紹介します

ちなみに写真はこんな感じで出題されていました

A

B

C

D

(この写真はgoogle earthを使用していますが実際のテストは別の写真です。正解はAの写真です)

空間認識力とは

空間認識力とは簡単に言うと

平面の地図を立体的に想像できる能力」です

例えば下の地図(先ほどの地図)を参考にしてみます

平面の地図で、自分の位置から進行方向を見たときに

「左右の建物はどのように見えるのか?」

「数メートル進んだ先にはどんな建物や地形が広がっているのか?」

をリアルに想像できる能力が「空間認識力」です

あなたも一度地図を見て想像してみてください

上の地図の出発地点から見た場合

実際に見える様子はこんな感じです(google map)

このように、空間認識能力は「3次元空間上において、物体の位置や形状・方向・大きさなどの状態や位置関係を素早く正確に認識する能力」になります

実際には見えていない部分を想像できる能力と言えますよね

また、空間認識力が高い人は一般的にIQが高いとの研究結果もあるようです

(『図学研究』(第34巻、2000年)論文より「MCTによって評価される空間認識力と一般知能との関係」)

空間認識力が低いと困ること

  • テストのため
  • IQのため

といった感じだと

「テストでそれぐらい落としても他でカバーできるし・・・」

「別にIQ高くなくていいし・・・」

と思うかもしれません

ですが、日常生活でも困ることが起こる可能性があります

「空間認識力」が低いと例えばこんなことにつながります

  • 交通事故
  • 運動が苦手

交通事故

交通事故に関しては、「運転する側」と「運転しない側」両方に言えます

運転する側ですが、現在はカーナビが当たり前のように車に搭載され道に迷う事も少なくなりました

ですが、カーナビであってもたまに「車では通りにくい道」に案内することが有ります

そんな道に導かれてしまうと、バックで車を切り返したり、細い曲道を通ったりしないといけなくなります

細い道や通りにくい道、行き止まりなどでは単純に事故の可能性が高くなりますよね

運転しない側ですが、空間を認識する能力が低いということは、自分と車との距離が認識が誤っている可能性があります。

「車が向かってきているので、止まろう」「車は向かってきているが、このスピードなら大丈夫だ」と判断を誤ってしまう可能性があります。

運動が苦手

これに関しては、2016年のリオデジャネイロ五輪で男子サッカー日本代表チームの監督を務めた手倉森誠氏も言っていました

「ヘディングがうまくできるのは背が高い人ではなく空間認識能力の高い人だ」と

空間認識能力が優れたスポーツ選手を例に挙げると

  • サッカーのマラドーナ
  • 野球のイチロー
  • バスケットボールのマイケル・ジョーダンなどが挙げられます

それぞれのスポーツ界のトップ選手ですが、トップ選手ではなくても

アメフトやラグビーやサッカーなどのフィールド競技では特に、敵味方の選手たちの動きの把握、球の速度や軌道、選手のスピードなどを考えパスなどをしなければなりません

これらのスポーツに限らず、球技全般に言えることですよね

では、どうすれば入試でも出題され、運動能力も向上させる「空間認識力」を高めることができるのかを紹介します

空間認識力の鍛え方

  • 折り紙
  • パズル
  • 積み木
  • 球技
  • アスレチック
  • 鬼ごっこ
  • テレビゲーム
  • Google earth

折り紙

折り紙はそもそも一枚の紙です。紙は平面の物体ですよね

平面の物体を折ることで立体的(三次元)の物体に作り上げることができるアイテムが折り紙です

幼児教育を研究する瀬尾知子・准教授(秋田大学)らによる論文でも

「2、3歳児の折り紙を用いた形構成の過程」(2017年)で、折り紙は空間認識能力の向上が期待できると言っています

パズル

ジグソーパズルのジグソーとは、英語のjigsaw(糸鋸、いとのこ)のことであり、元々このパズルが木の板を糸鋸で切って作られたことからこの名がついた。1760年頃に、ロンドンの地図職人で技師のジョン・スピルズベリが、子供の教育のためにピースが国の形のジグソーパズル(完成すると地図ができる)を作ったのが最初と考えられている。(Wikipedia)

そもそも知育玩具としてパズルは作られたようですね

アメリカの研究結果でもパズルやブロック、ボードゲームなどで毎日のように遊ぶ子供は、自転車などで遊ぶ子供よりも空間認識のスコアが高かったという研究結果もあるようです

積み木

パズルでも紹介しましたが、空間認識力を高めるのにブロックも有用なようです

そもそも、ブロックを組み合わせることは立体的な視点や想像が必要です

思うような形状にならなかったとしても幼少期の子どもたちは好きなように何度も作っていきます

そのように、何度も作り直し、思うような形を作ることで、達成感なども生まれてくるでしょう。なので子供たちには積み木やブロックは人気です

昔とは違い、現代では「LaQ(ラキュー)」と言う立体的に色々なモノを作るブロックもあります。確かにわが子も「LaQ(ラキュー)」が大好きでした

球技

空間認識力が高い人は運動能力も高いという話を先ほどしましたが

空間認識力を高める方法として「球技」も効果的です

部活動でそこまで指導できる指導者は少なく感じますが、紙や黒板、ホワイトボードなどの平面上で説明をしてから、実際に動いて覚えさせるという指導方法があります

「平面から立体へ」という見方を訓練することで空間認識力が培われスポーツの能力アップにつながってくることは多いです

実際、部活動やスポーツ指導者の場合、メインの能力開発を「空間認識力」ではなく、「競技力向上」に置いているので、あくまでも空間認識力の向上は、競技力向上の副産物でしかありません

ですが、空間認識力が鍛えられることに変わりはありませんので球技はとても効果的です

アスレチック

子どものころに誰しもが上ったことのあるジャングルジム、綱渡りや、うんてい、木登りなど「子どもの遊び場」には、空間認識力を高める遊び道具がいっぱいです

あなたも一度はあるんじゃないでしょうか?

ジャングルジムの中を迷路みたいに進んでいると頭をジャングルジムの一部にぶつけてしまったということが・・・

これは、空間を認識する力と、現在自分がどのような位置でどのような距離感で進んでいるのか?を脳がしっかりと理解できていない、見えていなかったことで起きる現象です

一度頭をぶつけると「痛い」となるので「次はぶつからないように気をつけよう」となります。ほとんどのお子さんの場合気をつけるとぶつかりにくくなります

子どもは、何度も楽しくチャレンジするので、それだけ吸収と学びが早いのです

大人が道を歩いていて看板にぶつかるなどの場合は、スマホやおしゃべりなど注意が散漫なのでしょう

子どものころにはいっぱい外で遊ばせてあげることが大切です

鬼ごっこ

鬼ごっこは鬼からタッチされないように逃げる遊びです

スポーツにも共通する部分が多いので、たくさんのスポーツのウォーミングアップなどにも使われたりします

鬼ごっこは、鬼と自分との距離、鬼が複数いる場合は位置の確認、状況確認が必要になってくるので脳を目覚めさせるのには効果的です

また、常に動き回りながら判断するので効果は高くなります

単純な遊びの中にも空間認識力を高める遊びが存在するんですね

テレビゲーム

FPSという種類のゲームをご存じでしょうか?

FPSとはファースト・パーソン・シューターの略で

一人称視点のゲームを言います

こんな感じのやつです

シューティングゲームやホラーゲームなどで最近は良く見かけますが

このFPSは、主人公の位置はもちろん、敵の位置やアイテムの位置や地形などがマップ(2次元や3次元の地図)で表示されます

こんな感じ

このゲームの特徴は「現実に近い臨場感」です。実際に自分目線で動き回って、目の前に敵が突然出てくる。その敵に銃などの武器でねらいを定めて打つというゲームですので、照準が合わないと敵にやられてしまいます

なので、他のゲームと違ってより高い集中力が必要になってくる。逆に言うとダンジョンやマップを進むためには「空間認識力」は重要になってきます。人間の仕組みは良くできていて重要だと脳が認識すると、人間の脳は自然にその能力を学ぼうと活性化します

なので、FPSのゲームに慣れてくると「空間認識力」も自然と高くなるという事です

楽しみながら空間認識力も鍛えられるなんて楽しいですよね

ちなみに私のFPS実況動画も載せておきますので、勉強に疲れたら休憩しに来てくださいね

【アクション】DOOM #1【てぃーちゃーM】

「DOOM」実況動画 再生リスト【てぃーちゃーMの動画】

ですが、くれぐれもゲームのやり過ぎには気を付けてください。健康第一です

google earth

私自身、教員時代にもよくお世話になったのが「google earth」です

世界遺産にすぐ行ける、歴史的建造物にすぐに行ける、見せたい場所にすぐに行けるのがこの「google earth」の便利なところです

また、基本的な検索は2次元画面でするのですが、目的地を見つけた後は、3次元で表示することで、周りの景観も併せてより高い現実感を伝えることができました

実際、仕事や学校があるので、旅行に行くことが簡単にはできない場合も多いです

ですが、google earth ならプチ旅行気分が味わえるのもうれしいところです

旅行気分が味わえて自然に学びにつながるのって良いですよね

まとめ

今回は「空間認識力」を高めるための方法を紹介しました

  • 折り紙
  • パズル
  • 積み木
  • 球技
  • アスレチック
  • 鬼ごっこ
  • テレビゲーム
  • Google earth

です

こういった学び方より本が良いという方もいるかもしれません

空間認識力を鍛えるお勧めの本も紹介しておきます

『メンタルローテーション “回転脳”をつくる』(扶桑社、2019年)

この本は、脳科学者である池谷裕二教授(東京大学)の著書です。

メンタルローテーションとは、立体物のイメージを頭のなかで回転させること。池谷教授は、メンタルローテーションはIQにも関係していると言います。そのメンタルローテーションを鍛えるために作られたのが『メンタルローテーション “回転脳”をつくる』という著書です。問題数も多く作られていますので空間認識能力が鍛えらそうですね。

本を読まなくても遊びの中から空間認識力は高めることができます

家族関係の向上、子どもの健全な発達、テスト対策として必須とは言いませんが、空間認識力を高めていてマイナスになることは一切ありません

あなたもぜひお試しください

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