こんにちは
てぃ~ちゃ~Mです
今回は#26「九州地方」を紹介します
もくじ
▼今回のノート用文章はこちら▼
地形
カルデラ火山・・・阿蘇山(世界最大級のカルデラ)、桜島
シラス台地・・・九州南部に広がる火山灰や軽石の地形(大雨による土砂災害)
火山の危険と恩恵・・・噴火、溶岩の被害/温泉や地熱発電
風水害・・・梅雨、台風の大雨による集中豪雨で土石流など
南西諸島・・・亜熱帯性の気候とさんごしょう。自然の景観を残す地域
農業
北部と南部で違う農業
北部
筑紫平野・・・筑後川の豊富な水で稲作
熊本平野・・・干拓地を利用(クリークという農業用水路)大規模化と機械化
八代平野・・・二毛作(大麦やイグサ)
→減反政策により野菜や果樹の栽培(都市周辺での近郊農業)
南部
畑作や畜産がさかん
シラス台地・・・稲作に不向き。畑作(さつまいも、茶、たばこ)畜産(養豚、養鶏が大規模)
宮崎平野・・・ピーマンやきゅうりをビニルハウスで促成栽培(出荷時期をずらすことで高値で売る)
工業
北九州工業地帯・・・北九州を中心に沿岸部に広がる工業地帯
重工業の発展・・・三菱(岩崎弥太郎)の造船事業。1901年~官営八幡製鉄所(北九州市)
戦前~中国から鉄鉱石、筑豊炭田から石炭
戦後~石炭はオーストラリアや中国から、鉄鉱石はオーストラリア、インド、ブラジルから輸入
エネルギー革命・・・1960年代にエネルギー源が石炭から石油へ(炭鉱の閉山)
現在~
遊園地として利用(スペースワールド)、観光地として利用
製造業主体の工業団地の形成・・・電子工業(IC(集積回路)など)の発展(九州はシリコンアイランド)
環境問題
水質汚濁や大気汚染などの公害が発生
四大公害病・・・水俣病(熊本県)、四日市ぜんそく(三重県)、イタイイタイ病(富山県)、第二水俣病(新潟県)
熊本県水俣市で八代海に流された有機水銀による水俣病→公害対策
エコタウン事業~循環型社会の実現・・・持続可能な社会へ
沖縄
米軍基地の割合・・・20%
第二次世界大戦の戦場・・・多くの民間人を巻き込んだ
1972年・・・沖縄が日本へ返還される
産業・・・農業:さとうきび、パイナップル野菜や電照菊/観光業がさかん(環境破壊も進む)
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内容
地形
九州には火山活動によってできたくぼ地がみられる
このくぼ地をカルデラというが
このカルデラが大きいのが特徴
例えば阿蘇山は世界最大級のカルデラで有名である
またもともとは島だった桜島は現在は陸続きだが、この桜島もカルデラ(姶良カルデラ)の一部です
そんな火山の地域が九州です
昔から火山活動が活発で、火山灰や火山から出る堆積物(軽石など)でできた地形があり「シラス台地」と呼ばれます
シラス台地は、九州南部に広がる火山灰や軽石の地形なので、
大雨による土砂災害、梅雨や台風などで土石流などが引き起こされやすいです
そういった対策のために砂防ダムなどが作られたりします
ですが、火山は噴火、溶岩の被害などの怖い物だけではありません
人間に恵みももたらしてくれています
例えば温泉。観光にも癒しにも使われます
その他、地熱発電などにも利用されます
地熱発電は、温泉のような地下からの蒸気などでタービンを回して発電する方法です
再生可能エネルギーの一つですね
そのほかの地域では、南西諸島があります
亜熱帯性の気候とさんごしょうに囲まれた美しい地域です
自然の景観を残す観光業が盛んな地域も多いところです
農業
北部と南部で違う農業
北部では、広がる平野と豊富な水から稲作がさかんです
筑紫平野・・・筑後川の豊富な水で稲作
熊本平野・・・干拓地を利用(クリークという農業用水路)大規模化と機械化
八代平野・・・二毛作(大麦やイグサ)
ですが、減反政策により作るものが変わった地域も多いです
現在は野菜や果樹の栽培などを行う農家が多いです
野菜や果樹は都市周辺で消費されます
このように都市に近いところでの農業を近郊農業といいます
南部では畑作や畜産がさかんで
シラス台地が広がっている地域が多く、シラス台地は稲作に不向きなため
畑作や畜産業が行われています
さつまいも、茶、たばこなどの栽培や、大規模な養豚、養鶏が行われています
また、宮崎平野では、ピーマンやきゅうりをビニルハウスで促成栽培していて、出荷時期をずらすことで高値で売る農業も行われています
工業
北九州は工業も盛んな地域です
北九州を中心に沿岸部に北九州工業地帯を形成しています
その昔、重工業の発展を担ったのが
三菱の創業者である岩崎弥太郎です
彼は国からの払い下げ(買い取って)で造船事業を始めました
今では多くの三菱関連の会社ができているのを見れば、成功者ということもわかるでしょう。歴史における四大財閥の一つです
1901年には国が運営する「官営八幡製鉄所」が動き出し、日本の重工業が発展していきます(北九州市)
戦前は中国から鉄鉱石、筑豊炭田から石炭を取り
(参考:▲【中学校社会科 歴史ノート】日本の産業革命と近代文化▲)
戦後は石炭はオーストラリアや中国から、鉄鉱石はオーストラリア、インド、ブラジルから輸入するようになります
この輸入の変化はテスト問題にも出やすいですね
そんな中、エネルギー資源の変革がおこります
エネルギー革命です
1960年代にエネルギー源が石炭から石油へ変化しました
これに伴い、炭鉱が閉山し、多くの失業者が出ました
現在は、九州北部は遊園地や観光地として利用されている地域も多いです(スペースワールドなど)
また、製造業主体の工業団地が形成され
電子工業が盛んになり九州はシリコンアイランドと呼ばれています
現在では環境問題にもしっかりと取り組んでいる環境モデル都市ですが
その昔は、水質汚濁や大気汚染などの公害が発生した地域でもあります
四大公害病・・・水俣病(熊本県)、四日市ぜんそく(三重県)、イタイイタイ病(富山県)、第二水俣病(新潟県)
(参考:▲【公民ノート】環境保全▲)
熊本県水俣市で八代海に流された有機水銀によって水銀中毒が発生しました
海に流された水銀が魚の体内に入ってそれを人間が食べることで、人間の体内に水銀がたまるという事です
これにより神経が侵される水俣病となって、後遺症や命を落とす人、子供への被害などが多数おこりました
これらの公害に関しての裁判は全て住民側が勝って終わりましたが、現在でも後遺症に悩まされている人もいます
公害対策をすすめ、エコタウン事業などで
循環型社会の実現を目指し、「持続可能な社会」への取り組みが行われている都市でもあります
沖縄
沖縄は、第二次世界大戦の戦場になった地域で、多くの民間人を巻き込んだ惨劇の場所です(参考▲沖縄戦▲)
現在でも、条約等の関係で米軍基地の割合は20%ぐらいあります
1972年に沖縄が日本へ返還されるのですが
米軍の問題行動での事件、基地の移設問題など
その都度、住民運動が繰り広げられています
沖縄では、さとうきび、パイナップル野菜や電照菊などの栽培が盛んです
観光業もがさかんで、サービス業に従事する人の割合が他県よりも多いのが特徴です
まとめ
本来3分割ぐらいで授業をするのですが1回で書ききっているので内容は詰め詰めです
後日、補足や修正などあれば随時やっていきます
ノート分に書いている事柄は最低限知っておくべきワードです
書いて覚えましょう
問題
頻出問題①
主に九州南部に広がる火山灰や軽石の地形を何というか
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/25/post-3515/
頻出問題②
九州では戦前は中国から鉄鉱石を輸入し、石炭は九州の炭田から採掘することで鉄を作っていた。石炭を多くとっていたこの炭田の名称を答えなさい
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/25/post-3518/
頻出問題③
夏野菜を春に収穫するなど、収穫時期を早めてずらすためにビニルハウスなどで育てる栽培方法がある。この栽培方法は何というか漢字四字で答えなさい。
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