#27【中学校社会科 地理ノート】中国・四国地方

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てぃ~ちゃ~Mです

今回は#27「中国・四国地方」を紹介します

もくじ

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地形

断面図

中国山地、四国山地、瀬戸内海、日本海、太平洋、吉野川、讃岐平野、高知平野

環境

瀬戸内(山陽と北四国)~瀬戸内の気候・・・山地にはさまれているため年中雨が少ない。人口が多い地域(広島、岡山などの元城下町や、尾道などの港町)

山陰(中国地方北部)~日本海側の気候

南四国(四国南部)~太平洋側の気候。

農業

瀬戸内・・・

讃岐平野~水不足によるため池やダム。香川用水などの農業用水。二毛作の裏作で小麦の栽培(うどん)。昔は塩田で塩づくり

岡山平野~児島湾の干拓で水田の拡大。モモやマスカットの生産

愛媛県~段々畑と海からの反射でミカン栽培→加工品

養殖:広島のカキ、愛媛や香川で魚の養殖。/栽培漁業:卵から育てて海に放流

山陰・・・

鳥取のナシやメロン。砂浜での栽培技術(防風林や防砂林、スプリンクラー)。

水田単作地帯

南四国・・・

高知平野では野菜の促成栽培がさかん(昔は米の二期作)

工業

瀬戸内工業地域・・・

水島コンビナート~岡山県倉敷市。石油化学コンビナートや製鉄所

石油化学コンビナート~石油製品を作る工場が連結している工業地帯

鉄鋼(福山)、自動車(広島のマツダ)、造船(呉、坂出)

公害・・・工場や都市の排水→赤潮の発生(プランクトンの増殖)→漁業被害

交通

本州四国連絡橋・・・ストロー現象で都市に人口集中

瀬戸大橋~児島―坂出

明石海峡大橋と大鳴門橋~明石―鳴門

しまなみ海道~尾道―今治

都市と地方

地方中枢都市・・・地方の政治・経済・文化の中心

広島・・・戦時は軍事都市として発展。原爆の被害→平和の発信、平和記念都市

都市の問題・・・過密→住宅不足、交通渋滞、環境問題、ドーナツ化現象(現在は都心回帰)

地方の問題・・・過疎化。地方の限界集落(65歳以上が過半数)。特産品などで町おこしや村おこし。市町村合併による福祉の充実

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内容

地形・断面図

地形がわかれば気候も読み取りやすくなります

瀬戸内地方(山陽と北四国)の瀬戸内の気候(1年中雨が少ない)や

南四国(四国南部)が太平洋側の気候、山陰地方(中国地方北部)が日本海側の気候になることは

中国山地、四国山地、瀬戸内海、日本海、太平洋と季節風の影響を考えればわかります

その他、覚えておく地名としては

吉野川、讃岐平野、高知平野

ぐらいは覚えておきましょう

農業

瀬戸内地方の讃岐平野は、昔から水不足に悩まされていました

瀬戸内の気候は雨が少ないですからね

水不足によるため池やダム

香川用水などの農業用水などの整備が整えられました

二毛作の裏作で小麦の栽培を行い、今のうどん県になっているわけです

瀬戸内は昔、雨が少ないことを利用して塩田で塩づくりを行っていました

岡山平野では明治時代ごろの児島湾の干拓により水田が拡大した

ですが、減反政策や、米より利益率の高い果樹の栽培がおこなわれるようになりモモやマスカットの生産がさかんです

愛媛県は言わずと知れたミカンの有名な都道府県

山の斜面を利用した段々畑と海からの太陽光の反射でミカン栽培がおこなわれています

そんなミカンはジュースやスイーツなどに加工されて売られたりしていますが

海外からの輸入品との競争が農家にとっては大変です

その他、水産業では

養殖~広島のカキ、愛媛のタイや香川のハマチなど

栽培漁業といって、卵から育てて海に放流する魚の育成なども行っています

山陰地方では、鳥取のナシやメロン、らっきょうが有名です。

砂浜での栽培技術(防風林や防砂林、スプリンクラー)は、砂漠の地域での農業普及に貢献しています

また山陰地方は、水田単作地帯が多いです

南四国の高知平野では野菜の促成栽培がさかんです

暖かい気候とビニールハウスと暖房利用です

高知平野では昔は米の二期作がよく行われていました

工業

瀬戸内地方では瀬戸内工業地域が形成されています

水島コンビナートとよばれる岡山県倉敷市の

石油化学コンビナートや製鉄所がある地域です

石油化学コンビナートとは、石油を精製する工場と石油製品を作る工場が連結している工業地帯や仕組みのことを言います

その他、重たいものをあつかう重工業が発展しています

鉄鋼(福山)、自動車(広島のマツダ)、造船(呉、坂出)などです

人や工場が集まるとどうしても環境が汚くなる場合があります

企業の活動による騒音・煙・排水・廃棄物、地盤沈下、などが原因で一般住民の生活に及ぶ害のことを「公害」と言います

工場や都市の排水が海に流れ出て

プランクトンの異常発生で赤潮がおこります

そうすると工場で困ったことになるかというと漁業関係者に被害が出ます

環境問題もしっかり取り組んでいかなければなりません

交通

工業の発展の裏には

交通路の発展もあります

それまでは本州と四国の行き来は船でした

ですが、本州四国連絡橋ができたことにより来るまでの行き来が可能になりました

良いことばかりではありません

地方にとっては、ストロー現象で都市に人口集中することで

過疎化が進み、地域の産業の衰退をまねきます

ですが、多くの人にとって便利になっているという事はあるでしょう

  • 瀬戸大橋~児島―坂出
  • 明石海峡大橋と大鳴門橋~明石―鳴門
  • しまなみ海道~尾道―今治

これらのルートが四国と本州とでつながりました

都市と地方

瀬戸内地方(山陽と北四国)は、中国四国地方の中でも人口が多い地域です

広島、岡山などは元は城下町だったので人が住んでいるのと交通の便が良いところが人が集まりやすい理由になっています

尾道などは港町として発展しました

こういった地域が瀬戸内にはあります

人が住むようになった歴史ですね

そんな広島は「地方中枢都市」です

地方中枢都市とは、地方の政治・経済・文化の中心になっている都市です

戦時は軍事都市として発展し、原爆の被害にあいました

海上交通の便利さがあったので第二次世界大戦時には一時的に大本営(軍の中心部)が置かれました

その後、平和の発信を続けることで、平和記念都市として今でも世界に平和の大切さを伝えています

都市の問題・・・過密→住宅不足、交通渋滞、環境問題、ドーナツ化現象(現在は都心回帰)

地方の問題・・・過疎化。地方の限界集落(65歳以上が過半数)。特産品などで町おこしや村おこし。市町村合併による福祉の充実

まとめ

中国・四国地方は生徒たちも結構忘れがちの地域になります

鳥取と島根の位置も覚えておきましょう

都道府県だけではなく都道府県名と違う県庁所在地も覚えておきましょう

石油化学コンビナートも普段はあまり使わない言葉ですので忘れやすいので気を付けてください

地形と気候は必須です

問題

頻出問題①

企業の活動による騒音・煙・廃液・地下水の大量採取から起こる地盤沈下などが原因で、一般住民の生活に及ぶ害を何というか答えなさい

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/25/post-3538/

頻出問題②

本州、四国、九州に挟まれた内海で、山口県、広島県、岡山県、兵庫県、大阪府、和歌山県、徳島県、香川県、愛媛県、大分県、福岡県がそれぞれ海岸線を持つ内海を何海と呼ぶか答えなさい

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/25/post-3541/

頻出問題③

石油化学工業に関して,一定の地域で,原料から製品をつくる過程で,製品の種類や生産手段の違ういくつかの工場や企業が結びついた生産する仕組みのことを何というか。以下に当てはまる語句をカタカナで答えなさい。

【石油化学○○○○○○】

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/25/post-3544/

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