こんにちは
てぃ~ちゃ~Mです
今回は#22「オセアニア(地理)」を紹介します
もくじ
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地域
中央部にエアーズロック、内陸東部にグレートアーテジアン盆地(大鑽井盆地(だいさんせいぼんち))、東部の海にグレートバリアリーフ(世界最大のサンゴ礁)
歴史と産業
18世紀~イギリス人の植民地化・・・先住民(アボリジニ)の土地をうばう
19世紀~中国系移民の増加
20世紀~白豪主義・・・ヨーロッパ系以外を追い出す
1970年ごろ~多文化社会(多文化主義)・・・アジアからの移民を受け入れる。アボリジニの先住権を認め、文化を尊重
地域
- オセアニア=オーストラリアとニュージーランドと太平洋の島々(ミクロネシア、ポリネシア、メラネシア)
- 火山とサンゴ礁の島々が多く熱帯雨林も多い(イモ類やバナナなどの栽培や漁など)
- ニュージーランド~先住民マオリとイギリス系移民(多い)の二文化主義。
農業・・・酪農~牛、羊(羊毛、肉用)。園芸農業~キウイフルーツ
オーストラリアの産業
農牧業・・・輸出も多いが自給率は高い
- 羊毛~世界最大の生産量(羊の放牧)
- 牛~北部と大都市周辺
資源・・・豊かな資源、輸出大
- 石炭~東部
- 鉄鉱石~北西部
- 北部、南西部~金、銅、ボーキサイト(アルミの原料)、ウランなど。天然ガス(各地)
貿易・・・年代により輸出品・相手国の変化
- 輸出品~1960年:羊毛、小麦、肉→現在:石炭、鉄鉱石、機械類
- 相手国~1960年:イギリスが中心→現在:アジア、アメリカ
- APEC~エイペック(アジア太平洋経済協力会議)のつながり
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内容
地域・気候
オーストラリアは大陸であり国です
オーストラリアの中央部にあるのが現地の呼び名では「ウルル」と呼ばれるエアーズロックがある
(エアーズロックは世界遺産です。参考:▲日本の世界遺産を知る【中学校のテストでもよく出る世界遺産はこれ】▲)
内陸東部にグレートアーテジアン盆地(大鑽井盆地(だいさんせいぼんち))がある
難しい言葉だが「大鑽井(だいさんせい)」とは地下水が多いという意味を持っています
この水はグレートディヴァイディング山脈を水源として地下にたまっています
ですが、塩分を多く含んでいるので作物の栽培には向いていません
だから羊の飲み水として使っていて、羊の放牧が適しているという事です
東部の海にグレートバリアリーフ(世界最大のサンゴ礁)があります
多くの観光客が訪れる世界自然遺産に登録されているところです
中央部の乾燥した地域と北部の熱帯、東部・南西部・ニュージーランドが温帯とだけ覚えて置いたら大丈夫でしょう
歴史と産業
オーストラリアはそもそも住んでいた民族がいました
アボリジニと言います(現在ではオーストラリア先住民)
18世紀にイギリス人の植民地化が始まり、多くのアボリジニがスポーツハンティングの獲物として虐殺されました。
イギリスから来た多くの移民はほとんどが犯罪者で、流刑地としてオーストラリアがあったからですが、アボリジニの土地をうばい住む場所を奪っていきました
イギリスでは19世紀の半ばに奴隷制を廃止したため労働力の確保に困っていました
そこで中国からの移民を労働者として受け入れていき中国系の移民が増加しましたが
金がとれるようになったことで白人以外の人をオーストラリアから追い出すようになっていきます
それが「白豪主義」です
1970年ごろには一応、国の政策としても「多文化社会(多文化主義)」を目指すとありますが、国民の中には現在でも白豪主義を持っている人もいます
ですが、アジアからの移民を受け入れる。アボリジニの先住権を認め、文化を尊重動きは見えています
地域
オセアニア州はオーストラリアとニュージーランドと太平洋の島々(ミクロネシア、ポリネシア、メラネシア)からなります
地域によって気候や島のでき方(火山島かさんご島か)に違いはあります
ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアは火山とサンゴ礁の島々が多く熱帯性の気候です
熱帯雨林も多く、イモ類やバナナなどの栽培や漁などで暮らしている人が多い地域です
ニュージーランドもポリネシアに属しますが温暖な気候で日本から観光で訪れる人も多い国ですがとりわけ農業が盛んな地域です
酪農と牧畜が多く輸出品目も農作物が3割を占める(乳製品や食肉)。その他、果樹栽培・園芸農業(キウイフルーツなど)や林業も盛んな国です
ニュージーランドも先住民がいます
「マオリ」とよばれます。
最近は2019年のラグビーブームもあってニュージーランドの「オールブラックス」の知名度も上がったのではないでしょうか
このオールブラックスをみてもわかるのですが、選手たちの肌の色は一色ではありませんでした
マオリやイギリス系移民(多い)の二文化主義がニュージーランドの特徴です
先住民の暮らしや文化も大切にしているという事ですが、オーストラリアなどと同様差別などがみられることもあります
オーストラリアの産業
農牧業に関しては、輸出も多いが食料の自給率は高い
- 羊毛~世界最大の生産量(羊の放牧)
- 牛~北部と大都市周辺で飼育。輸出は多い
豊かな地下資源が採掘されていて輸出も多い
- 石炭~東部
- 鉄鉱石~北西部
その他、北部、南西部などで金、銅、ボーキサイト(アルミの原料)、ウランなど、広範囲にわたって天然ガスも生産されており輸出されている
貿易に関しては、年代で輸出品・相手国の変化があることを知る
- 輸出品~1960年:羊毛、小麦、肉→現在:石炭、鉄鉱石、機械類
- 相手国~1960年:イギリスが中心→現在:アジア、アメリカ
これはイギリスとの関係が薄れたことがある
イギリスは1967年にECとして1993年にはEUとしてヨーロッパとの結びつきを強めていった
逆に、オーストラリアとの関係が弱くなっていったという事
そこでオーストラリアはもっと近い国々と仲良くなっていこうという事で、アジアやアメリカ、太平洋の周りの国々と仲良くなっていく
それが、「APEC」~エイペック(アジア太平洋経済協力会議)~のつながりですね
まとめ
歴史から見えるアジアとの関係の変化
ヨーロッパの植民地化と厳しい差別
豊かな資源による貿易、観光や教育関係でのかかわりも多い国です
オセアニア州全体でも、地域によって違いが大きいので大きなまとまりで覚えましょう
オーストラリア、ニュージーランド、ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアの島々ということで
問題
頻出問題①
オーストラリアで最も重要な山脈であり、東岸にそって連なっている山脈名を答えなさい。
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/19/post-3409/
頻出問題②
ニュージーランドの先住民は以下のどれか選んで答えなさい
【 アボリジニ マオリ アイヌ 】
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/19/post-3412/
頻出問題③
オーストラリアにおける白人最優先主義とそれにもとづく非白人への排除政策である。1901年の移住制限法制定から1973年移民法までの政策方針などを漢字4字で何というか答えなさい。
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