こんにちは
てぃ~ちゃ~Mです
今回は#23「北アメリカ(地理)」を紹介します
もくじ
▼今回のノート用文章はこちら▼
文字数が多いですがご了承ください
アメリカの歴史
1492年~コロンブスがアメリカ大陸に到達
17世紀~イギリスが植民地化
1776年~東部13州の独立(アメリカ合衆国ができる)
1861年~南北戦争
1863年~奴隷解放宣言
1929年~世界恐慌
1989年~冷戦終結
2001年~同時多発テロ
2003年~イラク戦争・・・
多民族文化・社会
- ヨーロッパ系白人・・・6割。英語とキリスト教
- ヒスパニック・・・1.5割。中南米から来た人。スペイン系
- アフリカ系黒人・・・1割。アフリカからの奴隷の子孫
- アジア系・・・少数。日本、中国、韓国、、、
- ネイティブアメリカン・・・1%程度。白人の入植、西部開拓により土地を奪われた先住民
問題
黒人差別・・・教育や職業、選挙権、施設利用など(1964年に法整備)。1960年前後の公民権運動(キング牧師)
その他の差別・・・言葉の差別、低賃金労働、経済格差
アメリカの農業
- 適地適作~気候や地形に適した作物を集中して栽培
- 企業的農業~農作業の機械化、大規模かんがい設備、バイオテクノロジー
大企業が生産、加工、流通を行うアグリビジネス
→大量の作物を世界中へ輸出
- 綿花地帯~昔は黒人奴隷を使って生産
- 小麦地帯~北部:春小麦(春に種まき秋に収穫)/南部:冬小麦(秋に種まき翌年春に収穫)
- とうもろこし~中部(大豆や小麦なども)で商業的混合農業(家畜の飼料用)
- 酪農~五大湖周辺(夏は涼しく、大都市に近い(=近郊農業))
- 地中海式農業~カリフォルニアにてオレンジやブドウなど栽培(かんがい設備)
- 放牧~西経100度より西側のグレートプレーンズで
問題・・・土壌侵食、土壌汚染、塩害、遺伝子組み換え
アメリカの鉱工業
豊かな資源
- 石油~メキシコ湾岸、カリフォルニア油田、アラスカ油田
- 石炭~アパラチア炭田
- 鉄鉱石~メサビ鉄山
石炭・鉄鉱石による製鉄(ピッツバーグなど)→ハイテク産業へ(宇宙産業、コンピューター関連、航空機など)
高い工業力と巨大な資金、豊富な労働力による大量生産→南部に新工業地帯
サンベルト~北緯37度より南の地域で1970年代から先端技術産業が発達
シリコンバレー~サンフランシスコ郊外にコンピューター関連、情報技術産業が集まる
都市の発達
メガロポリス~交通、情報網で結びついた大都市
- 東海岸・・・ボストン~ニューヨーク~ボルチモア~ワシントン
- 西海岸・・・サンフランシスコ~ロサンゼルス
ニューヨーク~国際連合の本部、ウォール街、政治や経済の中心。多国籍企業も多い
(多国籍企業・・・多くの国に拠点を持つ会社)
北アメリカの国
・カナダ
首都:オタワ。多民族国家(アジア系、黒人、イヌイットなど)
資源:鉄鉱石、石炭、原油など。タイガの木材。春小麦
工業:自動車、機械、食品など
・メキシコ
首都:メキシコシティ。スペイン語、カトリックが多い。メスティーソ(白人と先住民の混血)
産業:機械、電気工業、石油
・USMCA~以前はNAFTA(ナフタ)と呼ばれた北米自由貿易協定。関税を無くし貿易の円滑化
▼地理の記事一覧▼
内容
地域
気候
アメリカの歴史
詳しくは歴史分野を読み流してもらえれば大丈夫です(参考▲【歴史ノート】近代世界とアジア▲)
1492年~コロンブスがアメリカ大陸に到達
17世紀~イギリスが植民地化
1776年~東部13州の独立(アメリカ合衆国ができる)
1861年~南北戦争
1863年~奴隷解放宣言
1929年~世界恐慌
1989年~冷戦終結
2001年~同時多発テロ
2003年~イラク戦争・・・
アメリカはもともとはイギリス人の移住によってできた国家です
差別などはあっても色んな人種が生活している国です
だから「人種のサラダボウル」と言われています
独立戦争と初代大統領のワシントン
南北戦争でのリンカーンの演説(「人民の・・・」のやつ)
世界恐慌、第二次世界大戦を経て
ソ連との冷戦
冷戦時にさまざまな因縁を残しているアメリカの戦いはまだ続いています(2020年初めにも空爆がありました参考▲ソレイマニ司令官空爆▲)
踏み込むと長くなるのでこの辺で
多民族文化・社会
先ほど「人種のサラダボウル」といいましたが、様々な人種が生活しています
・ヨーロッパ系白人・・・6割。英語とキリスト教
・ヒスパニック・・・1.5割。中南米から来た人。スペイン系
・アフリカ系黒人・・・1割。アフリカからの奴隷の子孫
・アジア系・・・少数。日本、中国、韓国、、、
・ネイティブアメリカン・・・1%程度。白人の入植、西部開拓により土地を奪われた先住民
多くが白人ですが、黒人でも映画やスポーツなど様々な分野で活躍していますし
アジア系の人々も成功者は多いです
まさにアメリカンドリームですが、差別的な問題は現在でも多いようです
メジャーリーガーの野茂英雄という「トルネード投法」でメジャーリーグを沸かせた選手がいましたが、渡米した当初は差別や意地悪が多かったようです
今でこそ日本人がメジャーリーグで活躍することも多くなりましたが野茂は先駆者ですね
問題
「I Have a Dream」(私には夢がある)というフレーズの演説をご存じでしょうか?
この言葉で知られる有名な演説を行った人物がキング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)です
奴隷解放宣言後も黒人に対する差別はひどかった
本来は奴隷解放宣言の後に選挙権も得ているはずの黒人だったが実際は差別は続いていた地域が多かった
教育や職業などもあったが、1950年代にキング牧師中心に黒人の公民権運動(黒人の権利を守る運動)をすすめ、1964年に法整備された。
現在でも差別はります、言葉の差別、低賃金労働、経済格差など人がみんな平等で認めあえる世の中が一番ですね
南北戦争を描いた映画ですが黒人への差別がわかりやすいので差別やそれを乗り越える友情などが理解しやすい作品です→デンゼル・ワシントン出演【グローリー(DVD)】
アメリカの農業
まず2点を押さえましょう
適地適作と企業的農業
適地適作とは、気候や地形に適した作物を集中して栽培すること
企業的農業とは、大企業が農作業の機械化、大規模かんがい設備、バイオテクノロジーなどを用いて大量生産を行う農業のこと
農業で生産、加工、流通を行うビジネスのことを「アグリビジネス」と言って
大量生産された農作物は世界中へ輸出されます
どういった作物がどういった場所で作られているかというと
- 綿花地帯~昔は黒人奴隷を使って生産
- 小麦地帯~北部:春小麦(春に種まき秋に収穫)/南部:冬小麦(秋に種まき翌年春に収穫)
- とうもろこし~中部(大豆や小麦なども)で商業的混合農業(家畜の飼料用)
- 酪農~五大湖周辺(夏は涼しく、大都市に近い(=近郊農業))
- 地中海式農業~カリフォルニアにてオレンジやブドウなど栽培(かんがい設備)
- 放牧~西経100度より西側のグレートプレーンズで
になります
雨が降りにくいところでも地下水をくみ上げて散水する「センターピボット」とよばれるかんがい設備で農業を行ったりします
ですが、無理な地下水のくみ上げは、地下水を無くしてしまう事や、塩害といって塩分が土に残って作物が育たなくなる土壌を作ってしまいます
問題・・・土壌侵食、土壌汚染、塩害、遺伝子組み換え
環境への負担や靭帯への危険性などまだ課題は多いです
アメリカの鉱工業
アメリカは豊かな資源の国です
- 石油~メキシコ湾岸、カリフォルニア油田、アラスカ油田
- 石炭~アパラチア炭田
- 鉄鉱石~メサビ鉄山
石炭・鉄鉱石によるピッツバーグでは製鉄業がさかんでしたが、安い石炭などによって衰退していきます。
自動車と言えばデトロイト、こういった重たいものを扱う産業は資源のとれる地域の近く、輸送に便利なところで発展していきます
ですが海外の安い機械などでアメリカの工業は変化を余儀なくされます(続いている産業もありますよ)
高い技術力と情報技術でハイテク産業が成長します(宇宙産業、コンピューター関連、航空機など)
先端技術や情報技術は石炭や鉄鉱石などは必要ありません
なので、比較的気候が良い地域で発展していきました
サンベルトと呼ばれる北緯37度より南の地域で1970年代から先端技術産業が発達していきました
また、シリコンバレーと呼ばれる、サンフランシスコ郊外にコンピューター関連、情報技術産業が集まる地域が形成されていきました
都市の発達
アメリカの巨大な都市が交通網や情報網でつながりあうメガロポリスと呼ばれる大都市圏があります
・東海岸・・・ボストン~ニューヨーク~ボルチモア~ワシントン
・西海岸・・・サンフランシスコ~ロサンゼルス
ニューヨークは、国際連合の本部、ウォール街などがあり、世界的にも政治や経済の中心です
海外の企業の支店も多く多国籍企業が多い都市です
多国籍企業とは、多くの国に拠点を(2つ以上)持つ会社だと思っていてください
北アメリカの国
北アメリカ大陸の国々を紹介します。簡単にですが押さえておきましょう
・カナダ
首都:オタワ。多民族国家(アジア系、黒人、イヌイットなど)
資源:鉄鉱石、石炭、原油など。タイガの木材。春小麦
工業:自動車、機械、食品など
・メキシコ
首都:メキシコシティ。スペイン語、カトリックが多い。メスティーソ(白人と先住民の混血)
産業:機械、電気工業、石油
北アメリカのつながり
USMCA~アメリカとメキシコとカナダの文字をとって表します。
北米自由貿易協定という内容は変わりませんが、以前はNAFTA(ナフタ)と呼ばれました
関税を無くし貿易の円滑化をはかる協定です
まとめ
経済大国アメリカはテストでも出ます
地理的なところと農業
歴史、経済と政治とが絡めやすいです
日本とのかかわりも歴史の中で出てきますので、いくつかの大統領も覚えないといけません(歴史分野を読み流してもらえれば大丈夫です。今回は地理なので大統領名は少ないです)
問題
頻出問題①
アメリカでは、その土地の気候風土や、社会的・文化的条件に最も適した農作物を栽培するかたちで農業が進められているがこういった農業の考え方を何というか。適切な語句を以下から選びなさい。
【 混合農業 適地適作 酪農 四面楚歌 】
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/19/post-3433/
頻出問題②
最高水準の世界都市であり、金融センターであり、国際連合の本部所在地でもあり、世界の政治、経済、文化、ファッション、エンターテインメントなどに多大な影響を及ぼしているアメリカの都市名を答えなさい。
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/19/post-3438/
頻出問題③
アメリカ合衆国南部の温暖な気候と関連して呼ばれる、北緯37度以南の地域のことを何というか答えなさい。
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