#55【中学校社会科 歴史ノート】江戸時代 農村の変化と田沼の政治

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てぃ~ちゃ~Mです

今回は#55【中学校社会科 歴史】江戸時代 農村の変化と田沼の政治を紹介します

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もくじ

まとめ(ノート用)コピペどーぞ(^_^)

農村の変化と田沼の政治

貨幣経済の広がり・・・商品作物生産の増加

貧富の差・・・地主と小作人

農村の工業

家内手工業・・・各農家で内職

問屋制家内工業・・・問屋が道具や原料を貸し農民が生産し問屋が製品を買う

工場制手工業・・・マニュファクチュア。地主や商人が工場経営。分業と協業

農民の生活・・・ききんの発生→百姓一揆や打ちこわし

老中 田沼意次の政治

専売制度~銅や鉄を特定の商人が独占し幕府に税

株仲間~一部の商人に特権を与える代わりに幕府に税

長崎貿易~輸入は金と銀。輸出は俵物

蝦夷地開発とロシア貿易計画

新田開発・・・印旛沼と手賀沼の干拓計画

天明の大飢饉(1782年)やワイロで失脚

勉強復習、予習、テスト勉強などの参考にどうぞ(^_^)

▼歴史記事▼

本記事の内容: 江戸時代の農村の変化と田沼意次の政治がわかる

入試でもよく出る江戸時代

時代の概要と人物と政策と文化と順番を理解していればテストも怖くありません

農村の変化

農民

米作りをし、自給自足の生活から、18Cごろには商品作物を売って現金を得る農業へと変わっていく農民も多かった。

現金を得ることで肥料(金肥)を買って、また商品作物を作るという形だ

米は買えるから買うという農民もいた

農村でもお金を必要とするぐらい貨幣経済が広まっていることがお金儲けに走らせる原因にもなっている

成功と失敗

肥料を使い作物を得るとうい作業にはお金がかかる

肥料を使わなければ作物が育ちにくい

だから、農業にお金をかける時代になっているのだ

お金をかけるということは「投資する」ということ

今も昔も投資には失敗はつきもの

肥料や農具にお金をかけて成功するものは豊かな地主になり失敗したものは小作人へとなっていく

豊かな人と貧しい人が出てくるということ

豊かな地主は後々、モノづくりが盛んになってくると工場の運営などもするようになる

貧しい農民は、ききんや年貢への不満から「百姓一揆」を起こしたり

町では酒屋や質屋から米や金品を奪う「打ちこわし」を行うようになる

農村の工業化

商品作物の栽培、加工が始まった初期は、町の商人が商品を集めに来たり、販売する権利を握っていた

だけど、村の中の商工業者により「村の中の町」ができる

「村の中の町」とは、農業をせず、工業を専門とする賃金労働者や商品の集荷や販売やをする者たちのまとまりのこと

「村の中の町」の人々により、村で作られた商品が町へと売られに行く

そうなると

町の商人と村の商人が対立することになる

村の商人は、生産から流通まで支配してやるということで「問屋制家内工業」へ

問屋制家内工業は問屋が原料や道具を貸し与えて製品を作らせ、その製品を買い取る形

そこから工業が発展していくと工場制手工業も出てくる

工場制手工業(マニュファクチュア)

工場制手工業とはそのまま、工場に集まってみんなでつくるということ

町の商人は、村の商人に対抗するため、営業権の独占を幕府に求める。幕府もお金を払うならということで、営業権の独占を認めていく

営業権を独占するのが「株仲間」(=同業組合)です

その株仲間は運上金(営業税)を幕府に納めます

幕府にとってみると、米以外の収入源になる。これはいい。ということで幕府の責任者が出てくる

それが田沼意次だ

田沼意次(老中)

専売制度

吉宗は「米将軍」と言われているが、それは米に関しての取り組みが多かったからだ

でも、江戸時代の経済状況を考えると、米だけではもう限界だと感じていたのが田沼意次

幕府の財政再建のために、専売制度を設けて、銅や鉄を特定の商人に独占させ、税を幕府に納めさせ

「営業税」(運上うんじょう)と「免許税」(冥加みょうが)を実施した

それまでの幕府の制度では、土地を持っていない人には税はかからないし、借家で暮らしている人も税はかからない形だった

でも、商売をして稼いでいる人たちもいた。だからこそ、商売人へ課税したのだ

この頃、田沼は幕府の老中だから発言力も影響力も強い

そんな中、田沼に対して民衆からの「個人的なお願い」が増加していく

どういうことかというと、「自分の都合のいいように配慮してくれ」というお願いだ

お願いを通してもらうためにはタダでお願いしますじゃ効果が薄い、だから、、、

お金で解決

ですね。

今の価値観でいうと絶対にダメです

公務員や国会議員が個人的にお金をもらったりプレゼントしてもらったり、食事や旅行などダメなことはいっぱいです

なぜかというと、その個人やその企業を有利にしてしまうからです

資本主義は自由競争が原則ですが、知らないうちに国のサポートがある企業についていたら競争しにくいですからね

2020年1月現在カジノの「IR問題」があります。国会議員が海外のカジノ関連の企業から旅行やプレゼント、お金などをもらっていたという事件です

それをワイロといいます

でも昔はワイロは当たり前なところもありました

上手く計らってもらうためにお金を払うのは当たり前という感覚です

でも、悪い政治は天が怒るという儒教の教えがありました

ききんが起こります

その他自然災害も重なり、米が不作になっていた。でも、各地の大名はお金を得るために米を売り続けた。そうなると、食べるコメ自体がなくなってしまったのだ

利益第一主義が民衆の不満をかい、ききん対策もできない状態を作ってしまいました

長崎貿易

金銀の流出が激しかった日本。海外への流出を防ぐために、輸出入品目を変えました

輸出~俵物といわれる海産物(蝦夷地から)

輸入~金や銀

その他

蝦夷地開発(俵物)やロシアなどとも貿易をすることで貿易の拡大も図っていました

米以外への働きかけが目立ちますが米対策も考えていました

印旛沼と手賀沼の干拓計画があります

しかし、ワイロと天明の大飢饉によって田沼意次は失脚していきます

問題

頻出問題①

田沼意次は幕府の財政再建のために商業を中心とした改革を行う、○○〇の結成、銅座の専売制、鉱山開発、、、、

○○〇に当てはまる適切な言葉を答えなさい

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2020/01/23/post-1479/

頻出問題②

不正を働いたとみなされた者の家屋などを破壊する、江戸時代の民衆運動を何というか答えなさい

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2020/01/23/post-1482/

頻出問題③

商人から原材料の前貸しを受けた小生産者が自宅で加工を行う工業形態のことを何というか以下に当てはまる語句を答えなさい

【○○制家内工業】

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2020/01/23/post-1485/

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