#18【中学校社会科 地理ノート】中東 中央アジア

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こんにちは

てぃ~ちゃ~Mです

今回は#18「中東 中央アジア(地理)」を紹介します

もくじ

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中東

気候・地理

中東(西アジアと北アフリカ)~インドより西、アフリカ北東部、アラビア半島

主に乾燥帯

古代に文明の発展(メソポタミア文明)

アラブ諸国

アラブ人が多い~アラビア語、イスラム教徒が多い

イスラム教~コーランの教え、ラマダン、聖地メッカ、豚・酒は禁止、チャドル(チャードル。女性の服装)

石油

世界最大の油田(油井)地帯

・ペルシャ湾、北アフリカ地中海沿岸・・・石油→パイプライン・タンカー

→ヨーロッパ、中国、日本へ

・石油メジャーによる石油生産の独占

石油メジャー~国際石油資本(欧米の巨大石油企業)

・石油メジャーからOPECへ

OPEC~オペック、石油輸出国機構・・・産油国の利益を守る組織。石油の値上げや輸出制限などをする

昔ほどではないが世界への影響も大きい・・・オイルショック(1973,1979年)

農業

砂漠での農業・・・点滴かんがい、水耕農業など~ナツメヤシや野菜

中央アジア

標高が高く乾燥している

主にイスラム教徒

1991年ソ連の崩壊後独立→資本主義経済へ

農業

オアシス周辺や川周辺・・・綿花や小麦、トウモロコシなど/砂漠・・・羊の牧畜

工業

資源の輸出・・・石炭、石油、天然ガス、希少金属(レアメタル)

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内容

中東の地域と文化

中東とは基本的に西アジアと北アフリカをさしてつかう言葉です

もう少し具体的に言うと、インドより西からアラビア半島、アフリカ北東部、あたりをさします

主に乾燥帯の気候です

砂漠という事ですね

基本は日本より暑い地域だと考えていいですが

砂漠だからと言って年がら年中暑いわけではありません

場所によってはとっても寒くなる場所もあります

例えばアラビア半島の中央付近にあるリヤド(サウジアラビア)という都市では冬場は0℃以下になるときもあります(夏の日中は40℃越えますけどね)

この地域は古代に文明の発展しました

メソポタミア文明です(参考▲メソポタミア文明▲

おそらくすごく昔は今よりもっと緑豊かな大地が広がっていた地域もあったのでしょう

この地域はアラブ世界(アラブ諸国)といわれ

アラブ人が多く、アラビア語が話されイスラム教徒が多い地域です

逆も言えます

アラビア半島周辺に住み、アラビア語を話しアラビア文化を認めて触れている人をアラブ人と言います

アラブ諸国の人々は主にイスラム教を信仰しています(参考▲世界の宗教▲

簡単に説明すると、コーランの教えを守り、ラマダンという断食月があり、1日5回の礼拝(聖地メッカに向かい)、豚・酒は食べず、女性はチャドルを着ます(体全体を黒い(色んな色があったりしますが正式な色は黒。)布でおおう服装。チャードルとも言います)

石油

石油は現代のエネルギー資源として欠かせないものです

中東は世界最大の油田(油井)地帯です

採掘量(とる量)でいうとアメリカが1位だったりしますが、中東地域をまとめるとやっぱり多いです

主にペルシャ湾、北アフリカ地中海沿岸が多い

2016年の1日あたりの生産量のランキングを載せると

  • アメリカ合衆国  1235.4(13.4%)
  • サウジアラビア  1234.9(13.4%)
  • ロシア  1122.7(12.2%)
  • イラン  460.0(5.0%)
  • イラク   446.5(4.8%)

中東の石油は、パイプラインやタンカーでヨーロッパや中国、日本へ輸出されます

過去には、石油メジャー(国際石油資本)による石油生産の独占がありました

中東の地域で石油の採掘する権利を買って、石油を掘りまくっていた欧米の会社が世界の経済でとても強い影響力を持っていました

ですが、「地面を掘って出てくる資源は本来はその国のものでしょ?」

という考えから欧米の採掘権を取り戻していくために石油がとれる中東の国々でグループを作りましたそれが「OPEC」です

OPECはオペック(オウペック)と読み、石油輸出国機構を意味します

Oはオーガニゼーションを意味していますが、オイルのOと覚えればいいかもしれません(本当はPがペトローリアムで石油を意味します)

このOPECは、産油国の利益を守る組織で石油の値上げや輸出制限などをする力を持っています

現在は国際石油資本よりも大きく力を持っているのがOPECですが

石油が自由に売り買いされる商品になってきているのでOPECの力より自由市場の力が強くなってきています

ですが、昔ほどではないが世界への影響も大きいことは確かです

昔は日本でも「オイルショック」(1973,1979年)と呼ばれる経済の混乱がありました(参考▲日本の経済成長▲

農業

石油がとれる国々は、石油で得た資金をつかって工業や農業を発展させたりしています

砂漠だからといって農業ができないわけではありません

砂漠での農業で例えば

畑にパイプを通して、そのパイプには一定の間隔で穴が開いている。そこから水や栄養分が出てくる仕組みの「点滴かんがい」と呼ばれる農業の方法があり、ナツメヤシが育てられたりしている

他に、「水耕農業」といって土を使わない野菜の栽培方法などもあったりする

あなたの家庭でもカイワレなんかを育てたことはないでしょうか?

カイワレの種を買えば、皿に水をしっかり含ませた脱脂綿をしいて、種をまいて、目が出るまでは日の当たらない場所に、目が出てからは日の当たる場所において毎日水を与えるだけで4日ぐらいで食べごろになります。

土は使いません

規模が大きくになってくると難しいかもしれませんが、日本のような家の中でも水耕栽培は面白く体験できますよ

中央アジア

国としては、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トゥルクメニスタン、(アフガニスタン)の5(6)国が、通常、中央アジアと呼ばれます。

北部では亜寒帯気候が見られるところもあります。それ以外の地域(南部)は、ほぼ全体が乾燥した砂漠気候や、ステップ気候の地域です。標高が高く乾燥している地域です

主にイスラム教徒がおり、1991年のソ連の崩壊後は、ソ連から独立し、資本主義経済へと変化し現在も政策や開発を進めている国が多いです

農業

オアシス周辺や川周辺では綿花や小麦、トウモロコシを栽培し、綿花は中央アジアでは主要な農作物です

砂漠の地域では羊の牧畜が主に行われています

工業

鉱産資源に恵まれている土地で、資源の輸出をしており、石炭、石油、天然ガス、希少金属(レアメタル)などが輸出されている

まとめ

政治的な情勢では不安定な地域もあるが、石油とは切っても切り離せない関係にあるのが中東です

石油の産出量や輸出量のグラフなども目を通しておくべきでしょう

古代文明とも近いのでメソポタミアやエジプト文明など絡ませた問題も出題されるかもしれません(あんまりないとは思いますが・・・)

ですが、押さえられるなら押さえておくべきです

アルファベットの表記間違いには気を付けて覚えましょう

問題

頻出問題①

アジアとアフリカを繋ぐ場所に位置する西アジア南西の巨大な半島で、半島としては世界最大。「アラブの島」を意味するこの半島の名称を答えなさい。

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/17/post-3318/

頻出問題②

イスラムの地域の女性に見られる衣装。外出する際に伝統的に身に着けてきた、体全体を覆う黒系の布の形をしている衣装を何というか以下から選んで答えなさい。

【 サリー  チマチョゴリ  チャードル 】

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/17/post-3321/

頻出問題③

国際石油資本などから石油産出国の利益を守ることを目的として、1960年9月14日にイラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5ヶ国の参加により設立された組織をアルファベット4字で表しなさい。

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/17/post-3324/

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